
新湯憲章
Shin-Yu Charter
新湯温泉は、八甲田の豊かな自然に抱かれ、青森山田学園の歴史とともに歩んできた貴重な学びと交流の場である。本憲章は、この地の自然環境を守りながら、人と自然が共生する持続可能な活用を目指し、新湯の再生と継承の理念を定めるものである。
- 新湯は、十和田八幡平国立公園の第2種特別区域のエリアを借用し、学校法人青森山田学園が約50年前に教育目的で設置したオフグリッドの施設です。
- 新湯は、その立地条件と周囲の自然環境の豊かさから、野外での生活技術やコミュニケーション能力、災害時の対処能力の向上だけでなく、地球的視野に立った責任感や未来に向けたイメージと価値観を育むための施設でもあります。
- 新湯の利活用にあたり、わたしたちは青森山田学園の校訓「誠実、勤勉、純潔、明朗」に基づき、次の4項目を共通の行動規範として定めます。
1. わたしたちは、施設の適正な規模を常に留意します。(Carrying Capacity)
2. さまざまな技術の活用を図り、観光分野の人づくりや情報・エネルギーの地産地消などに取り組みつつも、太陽や地熱、雪、水、森林、生きものに感謝し、一帯の生態系とのバランスを尊重し、最低限の影響と復元・再生の実践を誓います。(Human Ecological Potentials)
3. そのために、謙虚で素直なふるまいを重んじ、多様な人々との協力を心がけます。(Values-based Education)
4. 上記の実践とは、利他を軸にした以下の集合的無意識の考えに則したもので、わたしたちは新湯での学びを次世代の暮らしと人格形成に生かすよう心がけます。(Real-life Application)
自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
われらは世界のまことの幸福を索ねよう 求道すでに道である
宮沢賢治『農民芸術概論綱要』 序論より抜粋
Our Partners
産学官連携のご協力団体



Resources
本プロジェクトに関する資料等
この数年の活動報告を以下よりPDFとしてダウンロードできます。
ご協力団体のホームページを以下よりたどりつくことができます。
- (公社)日本技術士会東北部青森県支部:https://aomori-gijutusi.org/
- 公益財団法人KDDI財団:https://www.kddi-foundation.or.jp/
- 株式会社フォルテ:https://www.forte-inc.jp/